どこでも誰とでも働ける―12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール(尾原 和啓) ☆4.0 転職を「目的」ではなく「手段」として捉える
個人的な評価☆4.0/5.0
今回紹介する本は
どこでも誰とでも働ける―
12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール(尾原 和啓)です。
・どんな本?
・全部で12回の転職をし、ほとんどの会社と今でも友好な関係であるという
筆者が、終身雇用制度の崩壊や働き方改革が叫ばれる現在と
AIの発展が予想される今後、どう生きていけばよいかの
指標を示している本です。
・どんな職場で働いても、周囲からの評価が得られる人材へのなり方と
世界中のどこでも、好きな場所にいながら気の合う人と巡り会って
働くことができる方法を示している。
・所感
本書のポイントとして私はよくある「理想論」ではなく現実的な方法を
紹介しているため読者である自分に置き換えやすいと感じました。
作者は「マッキンゼー・アンド・カンパニー」や「楽天」、
さらには「リクルート」など、所謂大企業といわれる会社に
勤務をしてきていました。
そのため「いまの私とは立場が違う」、「この人が優秀なだけ」と
なりそうなところなのですが、少し考えると自分に応用できる箇所が
多く見られます。
例えば現代社会に非常に重要な「情報」を人からもらう手段として
「ギブ&テイク」ではなく、「ギブギブギブギブギブ&テイク」を
意識する事で相手から情報をシェアしてもらえたり、
その人を通じて他の人から評価されるなどして「信頼」を得ることができる。
そして「信頼できる人」には「情報」が集まるというサイクルです。
このサイクルを開始するのは簡単で、今の職場でも学校でもいいので
とにかく「人がやりたがらない事」をすればよいのです。
これは勿論、パシリを請け負うということではなく、
「その人のためになる事」をするというのがミソです。
以上のような「あーこういうことすれば信頼されそうだな」という事が
本書では数多く紹介されています。
今後の社会生活でどうしていけばよいかわからない…
転職したいけど次の職場で馴染めるかわからない…
以上のような方々に非常におすすめの一冊となっております。
是非本書を読んでみてはいかがでしょうか?
どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール
- 作者: 尾原和啓
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2018/04/19
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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