I feel like I became wiser

年間300冊以上を読んできた私が、20歳の時の私に読めばよかったと思う本、20歳で読んでいて良かった本を紹介します

どこでも誰とでも働ける―12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール(尾原 和啓)  ☆4.0    転職を「目的」ではなく「手段」として捉える

f:id:banmesi:20181103231105j:plain 個人的な評価☆4.0/5.0

 

今回紹介する本は 

 

どこでも誰とでも働ける―

12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール(尾原 和啓)です。

 

 

・どんな本?

全部で12回の転職をし、ほとんどの会社と今でも友好な関係であるという

 筆者が、終身雇用制度の崩壊や働き方改革が叫ばれる現在と

 AIの発展が予想される今後、どう生きていけばよいかの

 指標を示している本です。

 

・どんな職場で働いても、周囲からの評価が得られる人材へのなり方と

 世界中のどこでも、好きな場所にいながら気の合う人と巡り会って

 働くことができる方法を示している。

 

 

・所感

本書のポイントとして私はよくある「理想論」ではなく現実的な方法を

紹介しているため読者である自分に置き換えやすいと感じました。

 

作者はマッキンゼー・アンド・カンパニー」や「楽天」、

さらには「リクルート」など、所謂大企業といわれる会社に

勤務をしてきていました。

 

そのため「いまの私とは立場が違う」、「この人が優秀なだけ」と

なりそうなところなのですが、少し考えると自分に応用できる箇所が

多く見られます。

 

例えば現代社会に非常に重要な「情報」を人からもらう手段として

「ギブ&テイク」ではなく、「ギブギブギブギブギブ&テイク」を

意識する事で相手から情報をシェアしてもらえたり、

その人を通じて他の人から評価されるなどして「信頼」を得ることができる。

そして「信頼できる人」には「情報」が集まるというサイクルです。

 

このサイクルを開始するのは簡単で、今の職場でも学校でもいいので

とにかく「人がやりたがらない事」をすればよいのです。

これは勿論、パシリを請け負うということではなく、

「その人のためになる事」をするというのがミソです。

 

以上のような「あーこういうことすれば信頼されそうだな」という事が

本書では数多く紹介されています。

 

今後の社会生活でどうしていけばよいかわからない…

転職したいけど次の職場で馴染めるかわからない…

以上のような方々に非常におすすめの一冊となっております。

 

是非本書を読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

 

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから

どこでも誰とでも働ける――12の会社で学んだ“これから"の仕事と転職のルール