四畳半神話大系(森見 登美彦) ☆4.5 運命の黒い糸で繋がっているのだ
個人的な評価☆4.5/5.0
今回紹介する本は
四畳半神話大系(森見 登美彦)です。
・あらすじ
私は冴えない大学3回生。
バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。
悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、
孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、
ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!
迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、
ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。 amazon内容紹介より
・どんな本?
・主人公の「私」があの時違った選択をしていたら
どうなっていたか?をパラレルワールド方式で書いてる。
・主に「私」の語りで話が進行する。最初は慣れが必要だが
読み込んでいくにつれて引き込まれていく。
・感想
今回は「四畳半神話大系」を紹介させていただきました。
この物語の主人公「私」がどのように生きていくかの
決断で話が分かれていく方式となっており、
その先々で出てくる人物との関わりが非常によくできており、
特に「唾棄すべき親友」小津との関わりは必見です。
本書は最終話で今までの話の伏線を回収する構成になっていて、
よくある正統派ミステリーのようですが、本書はその上を行きます。
なのでミステリーをよく読む人にはお勧めです。
本書はアニメにもなっていて非常に完成度が高く、是非見てほしいです。
声優さんってすごいなと思いました(小並感)。
どんな人でも楽しめる青春ストーリー、
是非読んでみてはいかがでしょうか?