I feel like I became wiser

年間300冊以上を読んできた私が、20歳の時の私に読めばよかったと思う本、20歳で読んでいて良かった本を紹介します

四畳半神話大系(森見 登美彦) ☆4.5 運命の黒い糸で繋がっているのだ

f:id:banmesi:20181031232304j:plain 個人的な評価☆4.5/5.0

 

今回紹介する本は

 

四畳半神話大系(森見 登美彦)です。

 

・あらすじ

私は冴えない大学3回生。

バラ色のキャンパスライフを想像していたのに、現実はほど遠い。

悪友の小津には振り回され、謎の自由人・樋口師匠には無理な要求をされ、

孤高の乙女・明石さんとは、なかなかお近づきになれない。いっそのこと、

ぴかぴかの1回生に戻って大学生活をやり直したい!

迷い込んだ4つの並行世界で繰り広げられる、滅法おかしくて、

ちょっぴりほろ苦い青春ストーリー。         amazon内容紹介より

 

・どんな本?

・主人公の「私」があの時違った選択をしていたら

 どうなっていたか?をパラレルワールド方式で書いてる。

 

・主に「私」の語りで話が進行する。最初は慣れが必要だが

 読み込んでいくにつれて引き込まれていく。

 

 

・感想

今回は「四畳半神話大系」を紹介させていただきました。

 

この物語の主人公「私」がどのように生きていくかの

決断で話が分かれていく方式となっており、

その先々で出てくる人物との関わりが非常によくできており、

特に「唾棄すべき親友」小津との関わりは必見です。

 

本書は最終話で今までの話の伏線を回収する構成になっていて、

よくある正統派ミステリーのようですが、本書はその上を行きます。

なのでミステリーをよく読む人にはお勧めです。

 

本書はアニメにもなっていて非常に完成度が高く、是非見てほしいです。

声優さんってすごいなと思いました(小並感)。

 

どんな人でも楽しめる青春ストーリー、

是非読んでみてはいかがでしょうか?

 

 

四畳半神話大系 (角川文庫)

四畳半神話大系 (角川文庫)